弘法が筆を誤る? ― 2009年05月08日 22時32分23秒
私は、よく日経に連載中のコラムを拝読するのですが、館内正サンのコラムにこんなものがありました。
http://eco.nikkei.co.jp/column/new-ecocar/article.aspx?id=MMECzf000027042009
今回ばかりは少々違和感を覚えたので、以下備忘録にて。
>エンジンは、自動車の骨であり、肉であり、皮膚といっても良いほどに、自動車そのものを決定づけてきました。
これは少々云い過ぎでは?
クルマには変速機も牽架装置も車体も備わっておりますぞ。
>(エンジンは)自動車の味や性格を決めてきたのです。
これは頷けますかな。
AE86とAE85では、天地程の差異がございますからね。
それが内燃機関の相違(4A-GEUと3A-EU)に因る部分が大きいことは経験者であれば誰でも理解できるでしょう。
私もそのひとりです。懐かしきかな佳き時代。
>メルセデスも、BMWも、ホンダも、トヨタも、乗ればエンジンのフィーリングでそれと即座に分かります。
そうでしょうか?
外内装でメーカが判らないように細工したクルマでなら区別が付かない事もありえるでしょう。
それに、走行時の回転フィーリングは、変速機に因るところが非常に大きいですしね。
内燃機関よりもミッションが秀逸な例は少ないながらもあります。
ホンダS2000の6段手動とか、VW-AUDIのDSGとか。
※上記2車種は内燃機関もかなり優秀ですが、変速機の出来は内燃機関のそれを上回るという私見です。
>それだけ重要なパーツであるために、フェラーリを初めとして上記のカーメーカーは、エンジンの性能が勝敗の鍵を握るF1に参戦してきたのです。
これは事実誤認ではないかなあ。
競技参戦による技術フィードバックの効用は否定しませんが、それが大前提とは考えづらいですね。
牧歌的時代のF1はコスワースDFVだらけだったじゃないですか。
(70年代~80年代初頭)
その頃はドライヴァ選手権よりもメーカ選手権(ハコ車)に傾注してたではないですか。Gr.5とか往時のルマン24時間を思い起こしていただければ、バイ発も博士んちも自動車王も仏公団も出てましたね。参点星は謹慎中でしたが。
※判らないワカモノは『栄光のルマン』(スティーブ・マックイーン主演、1970)でも御覧なさい。 内容はB級映画かもしれないが、記録画像として捉えるなら出来は良いですぞ。
>プジョーの一部の車種には、BMWのエンジンが搭載されています。
>かつて英国のローバーにはホンダのエンジンが載っていました。
>試乗すると、プジョーはBMWと、ローバーはホンダと感じてしまうのです。
搭載されてる内燃機関が違えば、車両比較による区別は為されて当然とは云え、コレは事前にメーカと車両に関する情報が意識に入っているからという側面は否定できないでしょうね。
>やはり、エンジンだけは自社オリジナルでなければだめです。
えぇ~、となるとスーパーセヴンもロータスヨーロッパも現行エリーゼもパンテーラもマクラーレンF1も駄目ですか?
バックヤードビルダー製のクルマも全部駄目ですか?
これは館内センセイらしからぬ暴言でしょう。
現行エリーゼなんて、トヨタエンジンですがクルマとしての評価は極めて宜しいではないですか。私も余裕があれば1台欲しいくらいです。別にローバーエンジンのそれでも構わないですよ。
という訳で、館内センセイ今回のコラムには少々落胆しましたが、恐らくセンセイの本来の姿ではなかろうということで、次回以降に期待いたしましょう。
※コレを色物ヒョータクレあたり(K.OZWとか)が云ったならば、ボコにしてやる処ですが。
http://eco.nikkei.co.jp/column/new-ecocar/article.aspx?id=MMECzf000027042009
今回ばかりは少々違和感を覚えたので、以下備忘録にて。
>エンジンは、自動車の骨であり、肉であり、皮膚といっても良いほどに、自動車そのものを決定づけてきました。
これは少々云い過ぎでは?
クルマには変速機も牽架装置も車体も備わっておりますぞ。
>(エンジンは)自動車の味や性格を決めてきたのです。
これは頷けますかな。
AE86とAE85では、天地程の差異がございますからね。
それが内燃機関の相違(4A-GEUと3A-EU)に因る部分が大きいことは経験者であれば誰でも理解できるでしょう。
私もそのひとりです。懐かしきかな佳き時代。
>メルセデスも、BMWも、ホンダも、トヨタも、乗ればエンジンのフィーリングでそれと即座に分かります。
そうでしょうか?
外内装でメーカが判らないように細工したクルマでなら区別が付かない事もありえるでしょう。
それに、走行時の回転フィーリングは、変速機に因るところが非常に大きいですしね。
内燃機関よりもミッションが秀逸な例は少ないながらもあります。
ホンダS2000の6段手動とか、VW-AUDIのDSGとか。
※上記2車種は内燃機関もかなり優秀ですが、変速機の出来は内燃機関のそれを上回るという私見です。
>それだけ重要なパーツであるために、フェラーリを初めとして上記のカーメーカーは、エンジンの性能が勝敗の鍵を握るF1に参戦してきたのです。
これは事実誤認ではないかなあ。
競技参戦による技術フィードバックの効用は否定しませんが、それが大前提とは考えづらいですね。
牧歌的時代のF1はコスワースDFVだらけだったじゃないですか。
(70年代~80年代初頭)
その頃はドライヴァ選手権よりもメーカ選手権(ハコ車)に傾注してたではないですか。Gr.5とか往時のルマン24時間を思い起こしていただければ、バイ発も博士んちも自動車王も仏公団も出てましたね。参点星は謹慎中でしたが。
※判らないワカモノは『栄光のルマン』(スティーブ・マックイーン主演、1970)でも御覧なさい。 内容はB級映画かもしれないが、記録画像として捉えるなら出来は良いですぞ。
>プジョーの一部の車種には、BMWのエンジンが搭載されています。
>かつて英国のローバーにはホンダのエンジンが載っていました。
>試乗すると、プジョーはBMWと、ローバーはホンダと感じてしまうのです。
搭載されてる内燃機関が違えば、車両比較による区別は為されて当然とは云え、コレは事前にメーカと車両に関する情報が意識に入っているからという側面は否定できないでしょうね。
>やはり、エンジンだけは自社オリジナルでなければだめです。
えぇ~、となるとスーパーセヴンもロータスヨーロッパも現行エリーゼもパンテーラもマクラーレンF1も駄目ですか?
バックヤードビルダー製のクルマも全部駄目ですか?
これは館内センセイらしからぬ暴言でしょう。
現行エリーゼなんて、トヨタエンジンですがクルマとしての評価は極めて宜しいではないですか。私も余裕があれば1台欲しいくらいです。別にローバーエンジンのそれでも構わないですよ。
という訳で、館内センセイ今回のコラムには少々落胆しましたが、恐らくセンセイの本来の姿ではなかろうということで、次回以降に期待いたしましょう。
※コレを色物ヒョータクレあたり(K.OZWとか)が云ったならば、ボコにしてやる処ですが。
コメント
_ 「い」 ― 2009年05月09日 15時49分30秒
まぁこういう極論を敢えて言わねばならぬほどに,今の一般消費者にとってのエンジンってのは,「単にパワーを取り出すだけのブラックボックス」と成り果てたってことでしょうな.
_ 帽子王子の父ちゃん ― 2009年05月10日 23時56分18秒
「い」さん
久しぶりのご登場、ありがとうございます。m(__)m
舘内センセイはクルマ動力の電気化に際しては電池技術と生産体制が肝要という見地から、斯様な論理展開とされたのが一目瞭然ですが・・・
でも、動力源だけが全てではない訳で。
乗り物にとって動力源(現状はほぼ内燃機関)は非常に重要ですが、決して至上では無いと思います。構成部品全てとは云いませんが、使用用途/目的に足しての主要コンポーネンツのバランスが最重要であり、実はそれは各人によって違って然るべきものでしょう。
『蓼食う虫も好き好き』でございます。(笑)
だから、動力源が電気モータに取って換わったところで別にどうこう云う事はございません。
数十年後にその時代のワカモノに後ろ指指されるかもしれませんね。
『あのジジィ共、化石燃料を燃やして走るクルマに乗ってたらしいぜ、野蛮だなー』と。(笑)
久しぶりのご登場、ありがとうございます。m(__)m
舘内センセイはクルマ動力の電気化に際しては電池技術と生産体制が肝要という見地から、斯様な論理展開とされたのが一目瞭然ですが・・・
でも、動力源だけが全てではない訳で。
乗り物にとって動力源(現状はほぼ内燃機関)は非常に重要ですが、決して至上では無いと思います。構成部品全てとは云いませんが、使用用途/目的に足しての主要コンポーネンツのバランスが最重要であり、実はそれは各人によって違って然るべきものでしょう。
『蓼食う虫も好き好き』でございます。(笑)
だから、動力源が電気モータに取って換わったところで別にどうこう云う事はございません。
数十年後にその時代のワカモノに後ろ指指されるかもしれませんね。
『あのジジィ共、化石燃料を燃やして走るクルマに乗ってたらしいぜ、野蛮だなー』と。(笑)
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://nao8388.asablo.jp/blog/2009/05/08/4294891/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
